米国の核安全保障サミットで声明 プル等の管理で特別措置

米国のオバマ大統領が提唱し、核兵器や核物質を使ったテロを防止するため、ワシントンで12日、13日、核安全保障(セキュリティ)サミットが開かれ、世界47か国の代表が参加し、最終日に「ワシントン核セキュリティ・サミット声明」を発表した。

声明では、「全ての脆弱な核物質の管理を4年以内に徹底する」というオバマ大統領の呼びかけを歓迎し、これに参加する、と表明。核軍縮、核不拡散および原子力の平和利用という共通の目標に、「我々は皆、核セキュリティという目的も共有する」と述べ、「核セキュリティを強化し、核テロリズムの脅威を低減させることを約束する」としている。

そのために、高濃縮ウラン、分離プルトニウムは特別の予防措置を要することを認識し、これらの物質の管理を徹底するための国際原子力機関(IAEA)などの措置を強化・促進することに合意した。

第2回目の核セキュリティ・サミットは2012年に韓国で開催することが決まった。


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