中国・海南島の発電所が着工 国産CNP600

中国核工業集団公司(CNNC)と中国華能集団公司は4月25日、中国南端の海南島で昌江原子力発電所1号機(=写真)のコンクリート打設を実施した。

起工式には同国の李克強第一副首相をはじめ、同プロジェクトに共同出資する両公司の代表者、および地元関係者らが出席し、中国では初めてとなる島での原子力発電所の正式着工を祝った。

サイトは昌江県の海尾鎮塘興村で、中国が開発した第2世代の65万kW・PWRであるCNP600を最終的に4基建設する計画。最初の2基は秦山原子力発電所二期工事の原子炉技術を基準とする設計で、総工費は約190億元。1号機の運転は2014年末までに開始する予定だ。

全基が年間7000時間稼動すれば、同規模の火力発電所で260万トンの石炭を節約でき、COとSOの排出量をそれぞれ780万トンと1600トン削減できるとしている。


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