ヨルダンと原子力協定交渉開始 第1回をアンマンで

原子力発電導入を目指すヨルダンと日本政府は13日、日ヨルダン原子力協力協定の第1回締結交渉をヨルダンの首都アンマンで行った。

日本から小泉勉・外務省不拡散・科学原子力課長を交渉団長に関係省庁の関係者が、ヨルダン側からカマール・アーラジュ原子力委員会副委員長を交渉団長に関係者が出席した。

原子力の平和利用に関する協力を推進することを目的に、原子力協定の締結に向け、今後の取り進め方について議論したほか、協定内容に関する協議を行った。

同国との原子力協力では09年4月、東京で石田資源エネルギー庁長官とスハイル・アル・アリ計画・国際協力相が、経産省とヨルダン原子力委員会との間の原子力発電協力の枠組みを定めた合意文書に署名している。

ヨルダンは2030年にエネルギー自給率100%を目標とし、また、水不足解消を図る海水淡水化のため、2019年に1基の原子力発電所の運転開始を目指している。


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