「6割調達契約済み」 ITER進捗 理事会で報告

国際熱核融合実験炉(ITER)理事会(議長=E.ベリホフ・クルチャトフ研究所総裁)が16、17日、中国・蘇州市で日本、欧州、中国、インド、韓国、ロシア、米国の参加各極代表の出席の下に開催、池田要・ITER機構長より、ITER国際調達取り決めの約60%がすでに締結され、7月にも建屋基礎工事用の掘削が開始されることが報告された。

会合の冒頭、万鋼・中国科学技術部長が挨拶し、ITER事業に対する同国の確約を強調するとともに、事業を成功に導くべく他極と協力していく姿勢を述べた。

議事では、11年次作業計画案、予算案、輸出規制、平和的利用・不拡散、テストブランケットモジュール計画の案件に関する報告へのレビューなどが行われた。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで