被ばく総量低減めざし議論開始 保安部会小委

経済産業省の原子力安全・保安部会放射線管理小委員会(委員長=石榑顕吉・日本アイソトープ協会常務理事)が6月28日、審議を開始した。原子炉施設における放射線管理の体制強化に向け、検討を行うもの。

初会合ではまず、原子力安全・保安院が法令に基づく放射線管理規制の概要を、日本原子力発電、日本原燃が、それぞれ発電所、再処理施設での放射線管理の現状を述べた。再処理施設では作業服脱衣時の線量同時測定といった発電所以上の念入りな管理体制が敷かれていることを説明した。

同委員会では今後、発電所1基当たりの放射線業務者全員の被ばく線量総量、いわゆる集団線量の低減について、国際的動向も踏まえて、有効な対応策を検討していく。


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