カナダ NRU炉が月末に運転再開

カナダ原子力公社(AECL)は7日、昨年5月の重水漏れにより停止中だったNRU炉で、7月末までに放射性同位体の生産を再開できる見通しになったと発表した。

同炉の運転再開申請に関するヒアリング等を経て、加原子力安全委員会(CNSC)が5日に同炉への燃料装荷と再起動を承認したもの。CNSCは環境防護や人員の健康と安全の確保、国際的義務の履行など、AECLが既存の運転認可に基づいて活動する資格を有すると結論づけた。

AECLは補助運転システムの再起動など運転再開に向けた活動を継続する。保守点検や試験、システムの配置、訓練活動など、すべての項目に関する詳細な統合作業計画は策定済みで、これらの一部はすでに完了。残りの活動を今後数週間にわたって実施する。


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