原子力機構 理事長に鈴木篤之氏 文科相が正式発表

川端達夫・文部科学相は10日、日本原子力研究開発機構の岡ア俊雄・理事長が退任し、後任には前原子力安全委員会委員長の鈴木篤之氏(エネルギー総合工学研究所理事長=写真)が就任すると発表した。任期は17日から15年3月末まで。

文科省は今年4月から就任予定だった新理事長の公募を2月に行い、官僚OB2名を含む14名が応募していた。その後、高速増殖原型炉「もんじゅ」の試験運転再開に万全を期してほしいとの福井県からの要望を踏まえ、川端文科相が岡崎理事長の当面の続投を決めていた。

鈴木篤之氏(すずき・あつゆき)1971年東京大学院工学系研究科博士課程修了後、同大学工学部助手、助教授、教授。01年4月から原子力安全委員(非常勤)、03年同委員(常勤)、06年4月から今年4月20日まで同委員長。67歳。


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