広島平和式典 ルース米大使が初参列 潘国連事務総長も

3日から7日まで、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が外務省の招待により訪日した。菅直人首相と4日、岡田克也外相と3日に会談したほか、国連事務総長としては歴代初めて、6日の広島での平和記念式典に参列した。

潘事務総長はその前日の5日には長崎を訪問し、長崎原爆資料館を視察したほか、被爆者の代表とも面会した。

6日の広島での平和記念式典には米国のルース駐日大使も米国大使として初めて出席し、昨年4月のオバマ大統領がプラハで行った「核兵器なき世界を目指す」演説内容に沿った行動を世界に示した。この他、今回初めて英仏の代表も式典に参列し、以前から参加しているロシア、中国の代表と合わせて、核保有5か国の代表がそろって参列した。

菅直人首相も両式典に参加し挨拶したほか、昨年12月にアジアから初めて国際原子力機関(IAEA)事務局長に就任した天野之弥氏も広島・長崎の両式典に参加した。

9日の長崎平和宣言で田上富久市長は、核不拡散条約(NPT)体制の堅持の必要性を強調し、我が国がインドと原子力協力協定の締結交渉を開始したことについて、「被爆国自らNPT体制を空洞化させるものであり、到底、容認できない」と述べた。

田上市長は、両国の第1回交渉開始直後の7月2日、秋葉忠利・広島市長との連名で、菅直人首相宛に「交渉の即刻中止」の要請文を提出していた。


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