独ショットAG社 米国機械学会から 電気貫通部の部品に認証

ドイツの特殊ガラスメーカーであるショットAG社はこのほど、「ASME(米機械学会)NQA‐1」認証評価を終え、米国内外の原子力発電所に対するガラス金属フィールドスルー機密封止の電気貫通部アセンブリ(EPA)の供給者として認定を受けた。同認証は、原子力施設用途に対する世界レベルの品質基準であり、今回の評価は、AREVA NP社によって行われた。

EPAは電源、制御または計装用ケーブルの原子力発電所格納容器構造内へのフィードスルーとして使用される。同社の圧縮技術によるガラス金属フィールドスルーEPAは、高い機密性と耐圧性を保証する独自の技術を誇る。

同社は1962年より、ドイツ内外の約100か所の原子力発電所に1万2000以上のEPA納入実績があるほか、日本のかつての原子力船「むつ」や、BAEシステムズ社のアスチュート級原子力潜水艦のEPAとしても採用されており、40年以上使用されても一切のメンテナンスなしで安全に稼動し続けている。


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