日本初サイト外貯蔵 リサイクル燃料施設が着工

リサイクル燃料貯蔵会社は8月31日、使用済み燃料中間貯蔵施設(青森・むつ市=完成予想図)の工事を開始した。27日に、原子力安全・保安院より、設計および工事の方法について認可を受け、着工となったもの。事業開始は、12年7月の予定。

使用済み燃料中間貯蔵施設「リサイクル燃料備蓄センター」は、東京電力と日本原子力発電会社の原子力発電に伴う使用済み燃料を、再処理までの間、貯蔵するもので、当初は3000トン規模の建屋一棟を建設し、最終的に5000トン規模の貯蔵量に拡大する。

また、保安院は、両電力より申請された貯蔵容器の輸送容器としての設計についても合わせて承認した。中間貯蔵施設に搬出する貯蔵容器は、輸送容器としての機能も併せ持つよう、専門家会合の検討を踏まえ、健全性評価に関する技術基準が定められている。


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