原子力学会 15日から北大で「秋の大会」

日本原子力学会「秋の大会」が15日〜17日、札幌の北海道大学で開催される。

学会員からの約1000件の応募発表のほか、今回も一般市民にも無料開放する特別講演、招待講演、総合講演・報告などを企画している。

特別講演として、16日午後1時〜3時「フェニックス:35年の運転で得られたもの――高速炉開発の成果とトラブル経験」(英語講演)ジェラール・ランポー氏(高速増殖原型炉「もんじゅ」駐在仏原子力・代替エネルギー庁代表)、「高速炉におけるトラブルと開発への影響」此村守氏(原子力機構)、「開発段階の高速炉の安全評価と規制の役割」遠藤寛氏(原子力安全基盤機構)、「小型高速炉の市場と開発状況」飯田武彦氏(東芝)。

招待講演として、15日午後1時〜2時半(以下同時刻)「低炭素エネルギー政策の分析結果と提言」中原豊氏(三菱総研)。

総合講演・報告として、16日「原子力システム研究開発事業への期待――事業の魅力向上に向けて」同事業の紹介とパネル討論。16日「技術士制度の活用に向けて」、17日「もんじゅの性能試験再開と研究利用への展開」向和夫氏(原子力機構)、一宮正和氏(同)、竹田敏一氏(福井大)。

この他、16日「学生×若手×原子力――原子力の魅力と現状」学生連絡会、17日「原子力事業の今後の動向と次世代への期待」シニアネットワーク連絡会など。17日「倫理的行動を支える使命感――新潟県中越沖地震における柏崎刈羽原子力発電所被災の真実」。

問い合わせは同学会事務局(電話03―3508―1261)まで。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで