島根発電所 保安規定変更認可 点検不備の再発防止を

原子力安全・保安院は6日、中国電力島根原子力発電所の保守管理不備に対する行政処分に基づき同社より申請された保安規定変更を認可した。これを受け、島根発電所では翌7日、新たな保安規定を施行するとともに、保修部と品質保証部を設置し、点検不備の再発防止対策を確実に行うこととしている。

島根発電所では、1、2号機合わせ、計511か所の点検時期超過など、保守管理不備が判明したことから、保安院は6月に、保守管理の各部門の役割・責任の明確化、点検保守のPDCAを確実に実施する手順の明確化を位置付けるよう保安規定変更命令を発出するとともに、特別な保安検査を行うこととした。

これを受け、中国電力は8月5日、島根発電所の保安規定の変更を保安院に申請、保安検査の結果等を踏まえ、同院より認可された。

特別な保安検査では、2号機で点検時期を超過していた162機器の健全性に問題ないことを確認しており、保安院は今後、引き続き1号機についても、確認を行う。


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