科技相 若手研究者と意見交換 研究インフラなど拡充求む

川端達夫・内閣府科学技術政策担当大臣(当時)と若手研究者との意見交換会(=写真)が9日、東京大学・本郷キャンパスで行われた。11年度科学技術関係予算編成のプロセスとして実施されたもので、独創的な研究を支援する国の競争的資金「科学研究費補助金」を受ける若手研究者20名程度が出席し意見を述べた。また、内閣府で科学技術を所管する津村啓介・大臣政務官(当時)も臨席し、世代を同じくする若手政治家として、チャレンジングな提案を求めるなどした。

冒頭、川端大臣は、「第一線で活躍する若手から生の声を」と、今回意見交換会の意義を強調するとともに、科学技術に対する国民理解を促進すべく、アウトリーチ活動にも積極的に取り組むよう研究者らに期待した。また、津村政務官は、「限られた予算をどう効果的に重点的にメリハリを効かせていくか」と述べ、これまでの固定化された予算配分を改善すべく、若手研究者の斬新な視点からの発案を求めた。

研究者からは、科学技術と教育の円滑な政策連携、大学の研究インフラ拡充の他、「35歳くらいで自分の研究室を立ち上げられるよう」といった独立へのサポートを求める意見があった。また、「基礎研究に対する魅力が薄れているのでは」など、次世代層に向けた懸念や、日本発の製品が市場化されにくい現状から、産業構造と文教科学行政とのミスマッチを指摘する声もあった。

一方、科学技術に対する国民理解に関しては、若者の持つパワーの1%でも科学技術に指向することを期待する意見があった。


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