システム懇話会 原子力開発の光と陰を見つめて

日本原子力産業協会の原子力システム研究懇話会(田畑米穂・代表代行)はこのほど、「原子力開発の光と陰を見つめて――原子力システム研究懇話会20年のあゆみ」を刊行した。

同懇話会は、1990年2月27日に故向坊隆氏を代表に創設され、今年2月で満20年を迎えた。これを機に、設立時の関係者のメッセージや、過去の同懇話会発行の「原子力システムニュース」掲載原稿を再掲したり、現会員37名からのメッセージを掲載した。

故大山彰氏も亡くなる直前の同ニュース09年9月号に回想として「原子力開発の思い出」を寄稿している。

1945年夏の原爆投下の印象から説き起こし、55年の米アルゴンヌ原子炉学校へ1期生として伊原義徳・元科技庁事務次官と共に留学した経緯や思い出を紹介している。同氏が原子炉学校1期生としてアイゼンハワー大統領と握手している自身が提供した貴重な写真も紹介されている。

定価2100円(税込み、送料別)。問い合わせは同懇話会(電話03‐3506‐9071)まで。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで