中国 方家山と寧徳で建設計画が進展

中国核工業集団公司(CNNC)は9月28日、浙江省秦山I原子力発電所の拡張工事にあたる方家山原子力発電所サイトで、1号機原子炉建屋のドーム屋根を設置した(=写真)。

同炉の建設工事は2008年12月に開始されており、総重量175トンのドーム屋根の吊り込み・設置は予定より79日間前倒しとなった。これに続く2号機の工事も昨年7月に始まっており、両炉ともCNNCが第2世代改良型として開発したCNP1000(100万kW級PWR)となる予定。それぞれ2013年と14年の完成を目指している。

寧徳4号機が着工

また、福建省の寧徳原子力発電所サイトでは、9月29日に4号機の起工式が行われた。

同発電所では中国広東核電集団有限公司(CGNPC)が、仏国の技術を元に国産化を進めるCPR1000(100万kW級PWR)を合計4基建設するという、福建省東海岸経済地区でも最大規模の建設投資計画となる。起工式には地元自治体やCGNPC、寧徳原子力発電会社幹部のほか、大唐国際発電会社、中国核工業華興建設会社などの代表が出席した。

これにより、08年2月に着工した1号機を皮切りに、4基すべてが建設中となった。国産化率は1、2号機が75%、3、4号機は85%達成を目標としている。


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