斗山重工業 米国向けに取替用機器を出荷

韓国の斗山重工業は9月26日、米国で稼働する原子力発電所の取替用蒸気発生器(SG)4基と圧力容器(PV)上蓋2台を同国に向けて出荷した。

今回、同社が昌原工場から出荷したSGはテネシー峡谷開発公社(TVA)のセコヤー原子力発電所2号機用。PV上蓋2台はエンタジー社のウォーターフォード発電所3号機とアーカンソー・ニュークリア・ワン(ANO)発電所2号機の取替用だ。同社は過去にも、これらの電力会社に対して複数の取換用機器を納入した実績がある。

同社はこのほか、米国で建設・運転一括認可(COL)が申請されているボーグル発電所3、4号機、VCサマー発電所2、3号機およびレビィ・カウンティ1、2号機の建設計画(すべてウェスチングハウス社製AP1000)でも、SGと圧力容器および炉内構造物の製造を受注済み。30年ぶりの拡大が見込まれる米国原子力市場で、着実に地歩を固めつつある。

AP1000主要機器の受注は、中国で建設中の三門発電所と海陽発電所での受注に続くもの。


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