保障措置の強化採択など 原子力委 IAEA総会を報告

内閣府原子力政策担当室は12日の原子力委員会で、9月20日から24日にウィーンで開催された第54回国際原子力機関(IAEA)総会の結果について報告した。

総会の概要として、(1)「IAEAと北朝鮮との間のNPT保障措置協定の実施」に関するIAEA総会決議を賛成多数で採択(2)中東におけるIAEA保障措置の適用を求める決議案を賛成多数により採択(3)イスラエルのNPT加入と全核施設をIAEA保障措置の下に置くことを求める決議案を僅差の反対多数で否決(4)保障措置の強化・効率化を求める決議を賛成多数で採択(5)原子力技術及び応用におけるIAEAの活動の重要性等を謳う内容の決議をコンセンサスで採択(6)核セキュリティを訴える内容の決議をコンセンサスで採択(7)原子力安全の重要性を訴える内容の決議をコンセンサスで採択(8)IAEA技術協力活動の強化の必要性を強調し、すべての加盟国に対して協力の重要性等を謳う内容の決議をコンセンサスで採択――などが報告された。


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