元東電副社長 池亀亮氏が死去

東京電力副社長を務めた池亀亮氏が15日、自宅で脳梗塞で死去した。84歳だった。

通夜は19日、告別式は20日、東京・五反田の五反田桐ヶ谷斎場で執り行われた。喪主は妻美智子さん。

池亀氏は日本の原子力発電開発の黎明期から関与し、1955年11月に東京電力が社長室に「原子力発電課」を新設したときの課員の1人。ABWRの開発に尽力し、海外輸出にも自ら出向いてPRもした。

副社長を退いたあとも、08年には原油価格の高騰などを反映した各電源別コスト計算などを世に問い、原子力発電の優位性を訴えた。囲碁仲間も多かった。


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