新聞読者ウェブへと移行 文化庁調べ

文化庁は、近年、日本人の情報源が、新聞や雑誌から、ウェブニュースに移りつつあるとの調査結果を示した。同庁が毎年度行なっている国語世論調査で、今年2〜3月に16歳以上の男女約4000人から回答を得て分析したもの。

「ふだんどの程度新聞を読むか」との問いに対し、「よく読む」と「時々読む」を合わせた「読む」と回答したのは75.8%、逆に、「あまり読まない」と「まったく読まない」を合わせた「読まない」は24.1%で、それぞれ、前回の06年度調査と比較して、それぞれ約4ポイント減少、増加となっている。特に、10〜20代では「読まない」が5割を超すなど、若年層で新聞離れの傾向が顕著に現れている。「読む」が最も多い年齢層は、60歳以上の85.1%で、前回調査より微増している。雑誌も類似の傾向。

一方、「ふだんウェブニュースをどの程度読むか」との問いに対しては、「よく読む」と「時々読む」を合わせた「読む」は40.6%で、前回調査より約9ポイント増加している。すべての年代で「読む」は増加しているが、特に、20代では72.8%と最も多く、前回より約16ポイントも上がっている。


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