東芝 デジタル制御のABWR 米で設計認証更新へ

東芝は2日、米国原子力規制委員会(NRC)に対し、改良型沸騰水型原子炉(ABWR)の設計認証(DC)の更新申請を行った。米国でのプラント建設で事業者はNRCから建設・運転一括許可(COL)を取得する必要があるが、DC取得済みの設計を採用することでCOL取得過程が簡易となる。今後、NRCによる各種の審査を経て、2014年にDC更新完了予定。

現行のABWRのDCは2012年有効期限を迎えるが、今回の更新申請が受理されれば、更新審査完了まで現行DCが有効となる。

今回の更新申請は、米国サウステキサスプロジェクト3、4号機の設計にも採用される最新式デジタル制御システムなどの新技術も反映したものとなっている。


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