東北電力 東通1号、次期定検後 16か月運転を申請

東北電力は10日、東通原子力発電所1号機(BWR、110万kW)の次回定期検査終了後の運転期間を現行の13か月以内から16か月以内へと、3か月延長するための保安規定変更申請などの法令上手続きを原子力安全・保安院に行なった。昨年1月の新検査制度に基づくもので、今回が初の事例。

新検査制度では、重要な機器の技術評価などを踏まえ、従来の13か月以内から、18か月以内、24か月以内に延長することが可能となっている。

東北電力では10月までに、東通1号機の運転期間延長に係わる機器について、技術的な評価を行なった結果、機器の点検・検査の間隔を26か月としても問題ないことを確認するとともに、燃料交換の間隔の評価も考慮して、18か月は運転可能と評価し、地元自治体に説明を行なっている。

国による審査が通れば、同機は11年2月〜6月頃を予定する次回定期検査の終了後、長期サイクル運転に入る初のプラントになる。同機は05年運開の日本で3番目に新しい原子力発電所。


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