高速炉サイクル研究 炉コンパクト化など追加 今後中間評価へ

日本原子力開発機構は16日の原子力委員会で、高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCT)プロジェクトにおける中間取りまとめの概要を説明した。それを受けて文部科学省と経済産業省は中間評価についての進め方を報告した。

革新技術の可能性判断の結果、炉システムにおいて、コンパクト化原子炉構造、ポンプ組込型中間熱交換器の2課題を新たに採用した。直管二重伝熱管蒸気発生器は代替技術の防護管付き伝熱管を採用し、高燃焼度炉心燃料については検討を継続するとしている。

今後、文部科学省および経済産業省が、外部有識者により構成される合同評価委員会を開催し、そこでの意見を踏まえて評価結果をまとめる。

2011年1月中旬までに3回の合同評価委員会を開いて革新技術の採否等判断結果を取りまとめ、来年1月から3月の合同評価委員会では、今後の研究開発計画についての評価を行い、最終的な取りまとめを行う。


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