経産省 泊3号もプル利用へ MOX40体装荷許可

経済産業省は11月26日、北海道電力泊3号機のプルサーマル実施を許可した。同機燃料集合体157体のうち、MOX燃料集合体を取替燃料として最大40体装荷して運転するもの。

同社は、09年12月の泊3号機営業運転開始に先立つ同年3月、北海道および地元4町村からの事前了解を得て、国に対し、プルサーマル実施に係わる原子炉設置変更許可申請を行なった。その後、原子力安全・保安院、原子力安全委員会の安全審査などを経て、このほど許可となった。プルサーマル実施に係わる許可実績は、BWR・ABWRが6基、PWRでは今回の泊3号機を含め5基となる。

これを受け、北海道電力は1日、同機に装荷するMOX燃料用のプルトニウム(核分裂性)約40kgを東京電力から譲り受ける譲渡契約を締結した。仏で再処理後のプルを、仏でMOX加工する。


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