資源エネルギー庁 2009年度原子力シェア11.8%

資源エネルギー庁がこのほど発表したエネルギー需給実績速報によると、09年度の国内最終エネルギー消費は、対前年度比2.3%減、これに伴い、エネルギー起源CO排出量も同5.6%減となった。

09年度の1次エネルギー国内供給総量は、2万482PJ(ペタ〈10の15乗〉ジュール)、対前年度比5.0%減となり、化石エネルギーのシェアは81.9%で同1.5ポイント減。そのうち最も多い資源は石油、次いで石炭、いずれも供給総量に占める割合は前年度より微減しており、3位の天然ガスでは逆に微増した。原子力では、供給量が2411PJで同7.2%増、シェアは11.8%で同1.4ポイント増、水力、再生可能・未活用エネルギーはいずれもシェア3.2%で前年度からほぼ横ばい。

エネルギー起源CO排出量は10億7500万トン―CO、対前年度比5.6%減、対90年度比では1.5%増。また、今回の取りまとめに用いた統計に基づくと、09年度の国内エネルギー自給率は、原子力を国産と見た場合19.1%で対前年度1.6ポイント増、原子力を輸入と見た場合に7.3%で同0.2ポイント増。石油依存度は45.3%で同1.1ポイント減だ。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで