アレバ社 オルキルオト3で加圧器を設置

仏アレバ社は11月29日、フィンランドのオルキルオト原子力発電所3号機の建設工事で、加圧器の設置を完了したと発表した。

世界で初の欧州加圧水型炉(EPR)となる同炉の建設工事は大幅に遅れていたが、今年6月に圧力容器やその上蓋を設置したのに続き、冷却ポンプも所定の位置に配置。蒸気発生器も4台中1台が設置済みのほか、2台目の設置作業中であることから、アレバ社では建設工事は大きく前進したと強調。2012年後半にも、燃料装荷にこぎ着けるとしている。段階的な出力上昇試験を経て、13年に送電網に接続できる見通しだ。


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