原子力委員会が年頭所信 原子力設備利用率の改善を

原子力委員会は11日、2011年の活動を始めるにあたっての所信を表明した。

冒頭、昨年決定した「成長に向けての原子力戦略」について触れた上で、今年も引き続き、透明性を確保し、広く国民の声を聴き、対話を重ねつつ、使命を果たしていくとした。

重点事項としては、(1)原子力発電所設備利用率の改善(2)核燃料サイクルに関する取組の充実化(3)「もんじゅ」について合理的な運転管理のあり方を確立しつつ出力を上昇させること(4)放射線が一層効果的に利用され戦略産業として育成されるための関係者の努力(5)原子力発電に関心を示す国に対する政府と民間による連携協力(6)核セキュリティに係る国際的取組強化への貢献――を挙げた。また新政策大綱の審議で、次期再処理工場のあり方についても検討する方針を明示した。


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