インドのタラプールで 4つ目の再処理工場竣工

インドで4つ目となる再処理施設が7日に同国西海岸のタラプールで竣工した。

記念式典で祝辞を述べたM.シン首相は、同国で豊富なトリウムを利用した核燃料サイクル実現に向けた3段階の原子力開発利用計画において、第2ステージである高速増殖炉(FBR)への移行を見据えた再処理工場増設という重要な節目になったと評価した。

同国には1964年にバーバ原子力センター(BARC)が設置したトロンベイ再処理工場を始め、タラプール(「PREFRE」)とカルパッカム(「KARP」)でも再処理工場が操業中。国際原子力機関(IAEA)の2009年末の記録によると、これらのうちPREFREのみ、保障措置が適用されている。

今回竣工したタラプール第2再処理工場は年間100トンUの能力があると言われているが、詳細なデータは明らかにされていない。


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