内閣改造 経産相に海江田科技相 菅首相 国会予算審議に意気込み

菅第2次改造内閣が14日発足、経済産業相に海江田万里内閣府特命担当相(経済財政、科学技術他)が異動、高木義明文部科学相は留任となった。また、内閣府特命で玄葉光一郎国家戦略担当相が科学技術政策を担当することとなった。大畠章宏経産相は国土交通相に移った。

同日行われた記者会見で、菅直人首相は、「来年度の予算こそ、現在、日本の置かれた危機を突破していく」などと述べ、新たな体制下で、24日に召集される通常国会での予算案審議に向け意気込みを示した。

新内閣発足後の記者会見で、原子力政策に関連し、海江田経産相は原子力安全・保安院のあり方を含めた安全確保の体制整備に、留任した木文科相は「もんじゅ」のトラブル克服にそれぞれ言及しつつ、両大臣とも、わが国の資源に乏しい現状から、原子力エネルギーの重要性を強調するなどした。

また、玄葉大臣は、国家戦略担当の立場から引き続き、地球温暖化問題に取り組むほか、新たに所管することとなった科学技術政策については、第4期科学技術基本計画のもと、「強力に推進」していく姿勢を示している。

なお、今回の内閣改造で再入閣となった枝野幸男官房長官は、初閣議後の会見で、「オープンな政治」の観点から、一定範囲での記者会見オープン化を進めていく考えを述べている。


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