東芝 エネルギー効率化で協力 ブルガリアBEH社と覚書

東芝は24日、電力会社やガス会社等を所有するブルガリアの国営企業ブルガリア・エナジー・ホールディング(BEH)社と、「エネルギーおよびエネルギー効率化に関する協力のための覚書」を東京の同社本社ビルで締結した。東芝が担当したマリッツァ・イースト2火力発電所改修工事が終了したことを受けて同社を訪問中のトライコフ・ブルガリア経済エネルギー観光大臣も立ち会った。今後、東芝グループの最新技術を採用した火力・水力・原子力発電所の導入や、メガソーラープロジェクトの開発、スマートグリッド、二酸化炭素分離回収技術の導入のための検証等、同国の環境に合わせたエネルギー効率化に関する協力を検討していく。

東芝グループはこれまで、ブルガリア国内のチャイラ水力発電所の建設やコズロドイ原子力発電所の改良工事等を行ってきた。同国は火力発電を中心とする電力輸出国であり、2007年のEU加盟後は、温室効果ガスの削減に向けた既存発電所の効率化と再生可能エネルギー拡大に精力的に取り組んでいる。


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