「電気のごみ」出版記念会 元気ネット 地層処分例を他国に学ぶ

NPO法人「持続可能な社会をつくる元気ネット」はこのほど、「電気のごみ・地層処分最前線を学ぶたび(=写真左、リサイクル文化社刊、定価1600円+税)」を出版し、1月12日に出版記念会&新春交流のつどいを都内で行った。

出版記念会では、経済産業省、環境省、文部科学省、内閣府、原子力関係機関、教育・研究機関、企業・財団などから約350名が参加した。松下忠洋・経済産業副大臣ほかが挨拶し、本の帯に推薦文を寄せた北野大・明治大学大学院理工学研究科教授(=写真右)が乾杯の音頭をとった。

本を執筆した同法人メンバーの崎田裕子氏、鬼沢良子氏、中岡悦子氏、植木恭子氏(=写真左、左から)がスライドや掲示資料などを使ってスウェーデン・フランスの視察報告をした。また、エコ・ジャパン・カップ2010のミュージック部門で準グランプリを受賞したファンタ・グループ(=写真上)がライブを行い、会場を盛り上げた。

同書は、同法人メンバーである4人が、地層処分地を決定しているスウェーデンとフランスに赴いて施設を見学し、地域住民の意識について現地で生の声を聞き、市民の目線で両処分事業先行国の高レベル放射性廃棄物対策についてまとめた。生活環境評論家の松田美夜子・前原子力委員(=写真上)が解説を加えている。最終処分場選定が難航する日本にも参考になる点が多く提示されている。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで