EEE会議ら 国内外の原子力政策強化で提言

金子熊夫・エネルギー戦略研究会(EEE会議)会長、宅間正夫・日本原子力学会SNW会長、林勉・エネルギー問題に発言する会代表幹事をはじめとする有志92人は16日、菅直人首相へ国内外での原子力推進強化政策を提言した。ほかに、内閣官房長官、関係諸大臣、エネルギー対策特別委員会委員を中心とした衆参両院の有力議員、その他官民の各関係方面、主要マスメディアにも送付している。

提言では菅総理に対し、まずベトナムへの原子力発電所輸出が実現の運びになったことへ敬意を表し、原子力重視の姿勢に不退転の決意で臨むことが必要不可欠と述べている。

そして具体的な施策として@エネルギー確保と二酸化炭素削減に向けて原子力発電の重要性を前面にA「国家エネルギー戦略会議」の新設B法体系の整備と稼働率向上C国際展開活動の強化――を提言している。法体系の整備では、電気事業法と原子炉等規制法による二重規制など、「世界的にも特異」と指摘する。


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