WH社 V.Cサマー発電所向け 増設分も含め燃料供給契約受注

ウェスチングハウス(WH)社は2月14日、米サウスカロライナ・エレクトリック&ガス(SCE&G)社が建設を計画しているV.Cサマー原子力発電所のAP1000・2基を対象とした長期的な燃料製造サービス契約を受注した。

2010年2月にジョージア州のボーグル原子力発電所3、4号機建設計画に政府融資保証の適用が発表されて以降、後続計画で大きな動きがないなか、SCE&G社がサマー2、3号機の完成に確信を持って建設計画を進めていることが明らかになった。

契約総額は4億ドルで、サマー発電所の既存の1号機(PWR、100.3万kW)用取替燃料に加えて、建設・運転一括認可(COL)の取得手続き中である同2、3号機用の初装荷燃料および取替燃料も製造する。初回の燃料納入は2012年だが、2016年と19年に運開予定の2基のために33年までという長期間をカバーする契約。同社とショー・グループが08年、両炉についてSCE&G社と締結したEPC(設計・調達・建設)契約に基づいている。

なお、同建設計画は、テキサス州のサウステキサス・プロジェクト3、4号機計画、メリーランド州のカルバートクリフス3号機計画とともに、政府の融資保証適用の有力候補となっている。


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