[原子力産業新聞] 2011年3月10日 第2565号 ＜1面＞

越ニントゥアン省知事が来日　経産相、外相と会談

ベトナム・ニントゥアン省のグエン・チ・ズン知事がこのほど来日し、２日までに、海江田万里経済産業相、前原誠司外相（＝当時）、と会談を行い、同省における共同プロジェクトとして、原子力発電所建設を行うことを歓迎するとともに、日本からのインフラ整備支援を通じ、両国間のパートナーシップをさらに深めていくことを確認するなどした。

また、これに先立つ２月２８日には、グエン・チ・ズン知事を団長とするミッションが、原子力国際協力センター（ＪＩＣＣ）の招へいにより、日本原子力発電・敦賀原子力発電所３、４号機の建設サイトを視察した（＝写真：日本原電ＨＰより、左端がズン知事）。同社は、昨秋に日本がベトナム原子力発電計画のパートナーに選定されたことを受け、導入可能性調査を実施することが要請されている。

枝野幸男官房長官は６日、ベトナムのグエン・スアン・フック官房長官を昼食会に招き、昨秋の両国首脳会談での合意事項を踏まえた原子力発電所建設、レアアース開発など、各種インフラ関連の協力案件について、意見交換を行った。

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