歴史的大地震に匹敵 気象庁 マグニチュード9.0と発表

3月11日14時46分ごろ発生した「東北地方太平洋沖地震」はマグニチュード(M)9.0、発生場所は宮城県・牡鹿半島の東南東、約130キロメートル、深さ約24キロメートル、逆断層型。宮城県栗原市で最大震度7。福島県・相馬で最大波「7.3m以上」など太平洋岸で高い津波が観測され、甚大な被害が発生した。

気象庁は当初、M7.9と発表したが、その後最終的にはM9.0に修正。1900年以降、歴史的な大地震は、(1)1960年の南米でM9.5(2)1964年の米アラスカ州でM9.2(3)2004年12月のインドネシア・スマトラ島のM9.1(4)1954年のカムチャッカ半島でのM9.0――だったので、世界第4番目の大きさと言うことになる。地震国日本でも1000年に1回とも言われる大きさだった。

断層破壊が3回にわたって起こり、長さ500キロメートル、幅200キロメートルにわたるものだった。

東京電力の柏崎刈羽原子力発電所に大きな被害をもたらした07年7月の「新潟県中越沖地震」はM6.8、最大震度は公式には柏崎市、刈羽村などで震度6強だったが、非公式には同発電所敷地内にある地震計で、震度7を観測。津波の被害はほとんどなかった。


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