パキスタン チャシュマ3でコンクリ打設

中国の国家核電技術公司(SNPTC)傘下の上海核工程研究設計院(SNERDI)は5日、パキスタンのチャシュマ原子力発電所サイトで、予定より1か月前倒しで3号機のコンクリート打設を開始したと発表した(=写真)。

同サイトでは2月下旬に2号機(30万kW級PWR)が初臨界を達成したばかり。3号機は計画中の4号機とともに既設の1、2号機の東側に建設される予定で、秦山T原子力発電所の設計をベースにした出力34万kWのCP300が採用されている。

SNERDIは2009年から3、4号機の設計を開始。昨年3月には中国のエンジニアリング企業らが土木建築工事に関する契約を締結していた。両機の建設工期は91か月となっている。

なお、チャシュマ2号機は、今月14日に正式に送電網に接続され、試運転を開始した。


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