米・ショーGr 小型炉開発でエンジ作業受注

米国の大手エンジニアリング企業であるショー・グループは5月24日、ホルテック・インターナショナル社が出資するSMR社から、出力14万kWの小型モジュール式原子炉開発で第1段階のエンジニアリング・サービス業務を請け負ったと発表した。

この小型炉は「ホルテック固有安全モジュール式地下原子炉(HI−SMUR)」と呼称されており、今年2月にホルテック社が詳細設計の開始を発表していた。その名のとおり地下設置用で、冷却ポンプを使わずに重力誘導フローで動作し、外部電源に依存せずに停止が可能。このため冷却用配管を通すための貫通部もなく、緊急用外部電源も不要であるなど、あらゆる面で受動的な安全システムを取り入れているのが最大の特長だ。

ショー・グループはHI−SMURのBOP部分、および商業化に向けた支援システムの概念設計を担当。また、2012年までの設計認証(DC)申請を目指した認可取得活動の支援準備や発電所としてのレイアウト評価、出力の合理化なども実施する。

米国ではエネルギー省が小型炉開発経費として9700万ドルを2012会計年度予算で新規に計上。工期が短く建設価格も手頃な小型炉は小規模の電気事業者にも手が届くとして有望視されている。このため、ウェスチングハウス社がAP1000設計を元に出力20万kWのSMRを開発したほか、バブコック&ウィルコックス社も出力12.5万kWの「mPower」炉を開発中である。


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