高浜1号機が世界一 プラッツ社調べ 2010年設備利用率

米国プラッツ社発行の原子力専門誌「ニュークレオニクス・ウィーク」は6月9日号で、「2010年の世界の原子力発電量トップ50」を発表した。設備利用率では、関西電力高浜1号機(PWR、82.6万kW)が104.69%で世界一に輝いた。同ランキングでは、北海道電力泊3号機が103.08%で4位に、九州電力玄海2号機が102.88%で5位にランクインし、日本の発電所3基が10位以内に入ったほか、東北電力東通1号が99.99%で19位となった。

2010年の世界の原子力発電量は昨年より3.4%増加した。主に総出力420.8万kWの新規炉、総計43.7万kWの出力増強、長期間停止していた炉の復帰などによる。

2009年の同ランキングでも、川内1号機が105.0%で世界一を記録し、ほかに高浜4号機、伊方3号機、泊1号機の4基がベストテン入りしたのをはじめとして、計8基の日本の原子炉がベスト50に入っていた。


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