原子力会社の業種や規模等分析 帝国データバンク

帝国データバンクは29日、151万社を収録した調査報告書ファイルと、138万社を収録した企業概要データベース「COSMOS2」をもとに、日本国内の原子力発電事業と直接的に関連する企業(事業内容が明確に判明するもの)2258社を抽出し、「地域別」「業種別」「規模別」「販売先」などについて分析した。

都道府県別では、574社(25%)が存在する東京都が最多で、201社(8.9%)の茨城県がそれに続く。今回原子力発電所事故が起きた福島県は120社(5.3%)で7位。

規模別では、年商10億円未満の中・小規模企業が全体の67%を占めており、福島県では約9割がこの区分に該当する。

業種別では、プラントや発電機などを製造する「製造業」が778社(34.5%)と最多で、細分類別の業種では「機械器具設置工事業」が122社(5.4%)で最多だった。

主な販売先としては、原発関連企業の約1割に相当する215社(9.5%)が「三菱重工業」を挙げている。


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