福島第一 進む海洋汚染拡大防止策 鋼管矢板閉塞工事開始

東京電力は12日、福島第一原子力発電所周辺の海洋汚染拡大防止対策の一環として、1〜4号機取水路開渠(かいきょ=取水口より海側のオープンとなっている水路部分)南側透過防止工の津波による破損箇所で、鋼管矢板による閉塞工事を開始した。9月下旬にかけて実施する予定。

福島第一では、4月に2号機で、5月に3号機で、それぞれ取水口での放射能汚染水の海洋流出が発生しており、東京電力では、流出防止・拡散抑制強化対策を策定し、流出リスクのあるピット、海水配管トレンチ立坑、護岸損傷箇所への閉塞施工、土嚢設置などを6月末までに実施した。

なお、今後の工事に際しては、周辺環境に影響がないよう万全を期すこととしている。


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