「なでしこジャパン」に東電社員 福島第一発電所にも勤務経験

サッカー女子ワールドカップドイツ大会で17日(日本時間18日)、日本代表チーム「なでしこジャパン」が優勝を飾った。選手の中には福島県双葉郡楢葉町・広野町のJヴィレッジを本拠地とする東京電力女子サッカー部マリーゼに所属し、東京電力社員として福島第一原子力発電所での勤務経験を持つ2名もいた。

東京電力マリーゼは、福島第一原子力発電所の事故後、今季の活動を自粛してきたが、今月にも解散が正式に承認されるものと見られる。

準々決勝のドイツ戦で決勝点のゴールを決めたフォワードの丸山桂里奈選手(=写真右)は、2005年から2009年まで東京電力マリーゼに在籍し、福島第一原子力発電所での勤務経験もある。震災後もしばしば自身のブログで東京電力社員を応援するコメントを寄せている。

ディフェンダーの鮫島彩選手(=写真左)は、東日本大震災が起こるまで東京電力の社員選手として福島第一に勤務しており、マリーゼでの練習は勤務後に行っていた。

東京電力は18日、「選手の皆さまのあきらめない気持ちと頑張りは、多くの日本人に希望と感動を与えてくれた」と世界の頂点に立った「なでしこジャパン」に祝福のコメントを発表している。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで