WNA 9月に年次シンポジウム開催

世界の原子力産業に関する情報の収集や解析、発信等を行っている世界原子力協会(WNA)は今年の9月14日〜16日まで、第36回目の年次シンポジウムを英国ロンドンで開催する。

同協会が毎年恒例で開催しているもので、世界30か国以上から700名を超える原子力産業界のリーダーや専門家が参加。核燃料市場から新規原子炉建設に関する実用的な話題まで幅広く取り上げて議論し、情報交換する場となっている。

今回のシンポジウムの全体テーマは「原子力発電の将来=それは今や、我々の肩にかかっている」だが、具体的な議題としては以下の点を取り上げる予定。すなわち、(1)福島事故からどのような教訓が得られるか、また、今後どのような方策で同様の事故を防げると実証できるか(2)欧米諸国が新規原子炉の着工にこぎ着けるチャンスはまだ残されているか(3)原子炉を新規に建設する際、安全性と信頼性を保証しつつ最大限効率的に手続きを進めるには何をすべきか(4)原子力産業界が自信を持って長期的な原子力プロジェクトに取り組めるよう、法制上および規制上の国際的な枠組みを改善することは可能か――などである。

申し込み等詳細はhttp://www.wna−symposium.org/まで。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで