日立GEと東工大 ベトナムなどで エネ分野で人材育成

日立GEニュークリア・エナジーと東京工業大学はこのほど、主に東南アジアを対象とする原子力およびエネルギー・環境分野に関する国際人材育成プログラムを開始したことを発表した。

日立GEと東工大が講師を派遣。同大学で初回の出張講座を25日に開講し、ベトナム電力大学の学部学生約40名が受講した。

2011年4月には、東工大大学院理工学研究科原子核工学専攻内に「国際原子力人材育成(日立GEニュークリア・エナジー)寄附講座」を設立しており、さらにベトナムをはじめとする東南アジアと連携を図りながら、現地の大学への出張講座の開設、日立GEの奨学金による東南アジアの大学から東工大原子核工学専攻への留学生の受け入れ、東工大原子核工学専攻の学生の国際原子力機関へのインターン派遣などの活動を進めていくとしている。

特にベトナムは2010年10月31日に行われた日越首脳会談で、同国が2021年に運転開始をめざしている第2期原子力発電所建設計画の協力パートナーに日本を選出したことが表明され、その重要な条件の1つとして原子力エネルギー分野における人材育成協力が掲げられている。


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