米NEI 中間報告、「望ましい」と評価

ブルーリボン委の中間報告書が集中中間貯蔵施設の設置のみならず、最終地層処分場の建設も勧告していることから、米原子力エネルギー協会(NEI)では「満足のいく内容」とのコメントを公表している。

NEIによれば、同報告書における一連の勧告事項は産業界にとって実用にかなったもので望ましく、時間が許せば達成可能との印象。米国が原子力のようにコスト効率の高い国産エネルギー源を利用することは重要なことであり、国としての廃棄物管理システムを統合する必要がある。また、米国が技術開発および放射性物質管理の国際的な努力において最前線の立場を維持すべきだという点を同委は正しく認識していると指摘した。

ただし、「中間貯蔵施設の利用は廃棄物管理に柔軟性をもたらす」との見解には産業界も同意見であるとする一方、最終処分場建設サイトが提案されていない点に関して、「DOEによるユッカマウンテン処分場計画の認可申請を米原子力規制委員会(NRC)が継続審査すべきだと信じる」と断言。同地での処分場建設実現に改めて望みをつないだ。


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