米V.C.サマー増設計画 COL審査が進展

米サウスカロライナ州でV.C.サマー原子力発電所2、3号機建設計画を進めているサウスカロライナ・エレクトリック&ガス(SCE&G)社は3日、建設・運転一括認可(COL)審査の主要部分を占める最終安全評価報告書(FSER)が9月にも発行される予定だと発表した。

SCE&G社が米原子力規制委員会(NRC)から受領した最新のCOL審査日程によると、COLの発給にはFSER、あるいは最終環境影響声明書(FEIS)の発行後、4か月以内にNRCの最終決定も含めて必須の公聴会を完了する必要がある。NRCは現在、同計画で採用が予定されているウェスチングハウス(WH)社製AP1000について設計認証(DC)の修正申請を審査中。この審査が完了し、認証済みAP1000のFSERの発行してからNRCはAP1000設計認証の規則制定を開始する。このため、両機のCOL発給はこの規則制定スケジュールに左右される状況だ。

しかし、SCE&G社の親会社であるスキャナ社は、「COL取得までの日程が一層明確になった」と喜んでおり、同社の計画どおり今年末から2012年初頭までにCOL取得が見込めるとの見通しを示している。


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