英国 二度目の固化体返還を開始

英国の国際原子力サービス(INS)社は2日、日本の使用済み燃料再処理から出た高レベル廃棄物ガラス固化体の二度目の返還を開始した。

INSは廃棄物の入ったキャニスター76本をセラフィールド・サイトで3基の輸送容器に封入し、まず鉄道で近隣の港湾に輸送。そこからINSおよび日本の電力会社らが出資するパシフィック・ニュークリア・トランスポート社(PNTL)の専用輸送船パシフィック・グレーベ号に積み替え(=写真)、日本に向けて出港した。パナマ運河経由で9月前半に日本に到着する予定だ。

再処理後の残渣をガラス固化して発生国に返還するのは再処理委託契約に伴う義務事項で、英国政府の政策に則ったもの。INSによると輸送容器は国際原子力機関の厳しい輸送基準に従い極めて堅固に製造されており、約130トンの重量がある。

日本への返還は昨年1月から3月にかけて、初回分として東京電力を始めとする電力4社分の固化体28本が、輸送容器1基に詰められて青森県むつ小川原港まで運ばれた。今後約10年かけて、合計920本の固化体が英国から輸送される。

なお、仏国からのガラス固化体1310本は、2007年までにすべて日本に返還済みである。


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