政府 放射性物質汚染対策室設置へ

細野豪志・原発事故担当相は19日、閣議後の閣僚懇談会で、福島第一原子力発電所事故の放射能汚染対策を強化するため、今週にも「放射性物質汚染対策室」を内閣官房に新設すると明らかにした。担当大臣は同相で、室長には局長級の官房副長官補を充てる。

政府は、福島事故の環境放射能測定を一元化して取りまとめ発表するようにしてきたが、今後、放射能汚染地域の除染、汚染された放射性廃棄物の処理、食料汚染問題など、「より難しい全体としての判断が求められる」との考えから、同室に「司令塔」的機能を持たせたいとしている。

また同相は、原子力安全庁の設置に向けて、8月中に準備室を設置したい考えを示し、現在、「人の割り振り中で、まず数十人体制で立ち上げ、徐々に充実していきたい」と述べた。


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