GE日立社 エクセロンのBWRで定検受注

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社は8月29日、米国最大の原子力発電事業者であるエクセロン社のBWR12基について、定期検査時のサービス業務全般を受注した。GE社が設計製造した原子炉に対して、過去数十年間提供してきた支援を今後も継続していくことになったもの。

全米の10サイト・17基の原子炉で年間1300億kWhを発電しているエクセロン社は、本拠地であるイリノイ州をはじめ、東部のペンシルベニア州およびニュージャージー州で7サイト・12基のBWRを運転。GEH社が同社から獲得した契約総額は約1億5000万ドル相当で、契約成立直後から2015年春の定検完了までを通じて、燃料交換時のエンジニアリング、および圧力容器下部での諸作業を含む保守・点検業務全般のサービスを提供する。

また、作業員の被曝線量低減や安全性向上および原子炉の性能向上など、定検時特有のプロジェクトについても、GEH社は新たな技術開発を継続していくとしている。

具体的な作業対象炉は、クリントン1号機、ドレスデン2、3号機、ラサール1、2号機、クアッドシティーズ1、2号機、ピーチボトム2、3号機、リメリック1、2号機、およびオイスタークリーク発電所である。


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