米・加州 送電網の不具合で原発が停止

米カリフォルニア州でサンオノフレ原子力発電所(=写真)を所有するサザン・カリフォルニア・エジソン社とサンディエゴ・ガス&エレクトリック(SDGE)社は現地時間の8日午後5時、同発電所の2基(各112.7万kW、PWR)が送電系統の不具合により午後3時38分に停止したと発表した。

外部電源により同発電所の安全システムは保たれており、スタッフおよび周辺住民にも危険はないとしている。

原因はアリゾナ州の電力会社社員によるユマ変電所の操作ミスで、同州と加州を結ぶ500キロボルトの高電圧送電線が使用不能に。このため、サンオノフレ発電所も設計通りにトリップしたもの。

このトラブルにより、加州南部のオレンジ郡やサンディエゴ郡の広域で停電となり、交差点の信号機も停止した。直後から消防当局がツイッター等を通じて住民に注意を促したほか、SDGEは「すべてのシステムが完全に復旧するには9日までかかる」との見通しを公表。影響を被った住民は数百万人規模になると伝えられている。

なお、今回のトラブル原因を突き止めたのは「インデペンデント・システム・オペレーター社」で、90年代に同州で大規模な停電が発生した直後、加州の電力会社により設立された送電系統の管理組織。電力会社毎の発電設備はそれぞれの所有のままで、送電網における効率的な電力の流れを保証するための活動を行っている。


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