基盤機構 理事長に中込理事が公募で昇格

政府は16日、原子力安全基盤機構(JNES)などの公募役員の選考結果を公表した。

同理事長には、曽我部捷洋氏が退任後、中込良廣・同機構理事(京都大学名誉教授)が10月1日付けで就任する。同じく佐藤均理事も再任され同日就任。

理事長には公募で2名が応募した中から、書類審査、面接を経て選任。中込氏は、学識経験者としての原子炉の安全管理に約40年にわたる現場経験に裏打ちされた専門知識、理事(理事長代理)として同機構の現状や課題を理解しており、将来に向けた明確な抱負を示したことなどが評価された。

理事には4名が応募し、佐藤氏は旧通商産業省に入省後、30年以上一貫して国の原子力安全行政に携わり、我が国初の改良型原子炉をはじめ数多くの原子力施設の安全審査・検査を経験してきたことなどが評価された。

中込良廣氏(なかごめ・よしひろ)68年京都大学原子炉実験所助手、01年同教授、07年4月同名誉教授/日本原子力研究開発機構客員研究員。09年4月原子力安全基盤機構理事(理事長代理)。


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