「地震列島に原発?」課題提起 村上・東海村長

村上達也・東海村村長は、18日に開催された同村主催「東海村と原子力の未来を考えるフォーラム2011」での挨拶の中で、今回の福島第一原子力発電所事故の発生を受けて、「事故の原因は天災であって不可抗力であったなどという総括は断じてあってはならない」とした上で、(1)日本は原発を保有する資格があるか?(2)比類ない地震列島に原発54基は正気の沙汰とは思えないが?(3)減原発政策は実現可能か?(4)東海原発の立地条件は適切か?(5)東海第二の再稼動はどうする?──との5項目からなる課題提起を行った。

また、村上村長は、特に東海第二原子力発電所の再稼働について、「茨城県知事、東海村長だけの判断でよいか」とする問題提起を行い、「この問題こそは住民投票に付すべき課題と考える」として、地元の意向を反映させる仕組みの必要を主張した。

フォーラムには、村民など約300名が参加した。


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